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開発事例×クライアント様×担当者から事例をご紹介

建材リースシステム×株式会社第一産商

オフコン時代の不都合を解析し、クライアントの要望を組み込んだ新たなシステムを提案。
業務効率化を生み出す技術力だけでなく、信頼関係を生み出すその人間力とは

株式会社第一産商
代表取締役社長 福田竜也
業種:土木建築用仮設鋼材賃貸販売工事
土留めを中心とした仮設鋼材のリース業、それに付随した工事を請負う。本社は東京都多摩市で、千葉営業所と茨城、埼玉、神奈川の3拠点に営業所と工場がある。昭和41年創立で、社員は60名。公共事業を中心とし、マンションや下水、河川などの工事業者を主な顧客相手としている。
システム1部
部長 下田政広
昭和53年生まれ。産能短期大学卒業後、平成11年ワークスに入社し、第一産商とは16年目のお付き合い。システム開発から参加し、現在は保守メインでの窓口とサポートをすべて担当している。既婚で趣味はサッカー。ちなみに奥様は元ワークス社員。

Interviewシステム導入の背景と依頼内容

Q--システムを導入することになった理由とワークスを選んだ理由は?

福田氏 2005年になりますが、当時は、他社が作ったオフコンを使用していたのですが、オフコンの保守が切れということで、切り替えを打診されていたのです。しかし、新たにシステムを作ると高額な金額がかかるという話でしたので、当時の総務部長がワークスさんと付き合いがあり、紹介してもらって見積もりを取ったところ、新たなシステムの構築に加え、社員を常駐させても予算内で収まると。他社では常駐となると別途お金がかかるということだったので、ワークスさんにお願いすることにしたのです。

Q--当時から下田さんが担当されていたのですか?

福田氏 当時は別の方が担当で、まずは各営業所を回ってシステムの聞き取り調査をしてもらったんですね。

Q--ワークスさんに依頼した内容は?

福田氏 当時はオフコンでしたから、データの共有化や加工ができなかったため、どうしたらシステムを共有できるのか、という相談から始めました。また社員もパソコンを触ったことがなかったので、各営業所を回ってもらい、Excelの講習会もやってもらったんですよ。実は各拠点ごと、不具合があった箇所だけを直していたため、それぞれシステムが多少違うという現象もあったのです。それはワークスさんに調査してもらって分かったことだったんですが…。そのシステムは15、6年は使っていましたが、そのオフコンを使うがために、残業がものすごく多かったので、それも改善したいと考えていました。

Interview設計、開発時の苦労と経緯

Q--ワークスさんに決めてからシステムの概要が決まるまでは?

下田氏 まずオフコンのサポートに一部入り、どういう仕組みになっているかを各営業所から聞いて回ったのが半年くらいです。それをまとめたところで私が入ったわけです。

福田氏 その調査と同時に、オフコンの使い難い点も調査してもらいました。そして調査が終わった段階で、それまでの仕事の流れや今後の要望などをディスカッションし、半年経ったときに具体的にフローチャートを作って社員たちに見てもらいスタートしたのです。

Q--ワークスさんから提案されたシステムをご覧になっていかがでしたか?

福田氏 半年経って具体的に作り込んだものをパソコン上で見せてもらった段階で「これで行こうか」と話しをしていたんです。しかし社員から「これもやりたい」という要望が多く出てきたので、予定では半年でできるはずだったものが、約一年後になったのです。弊社の仕事は特殊なので、それを把握してもらうのにも結構時間がかかりましたね。

下田氏 現場で仮設鋼材を使うサイズに切ったりするんです。ですから、出したものと返ってきたものが違うものになってしまうんですが、それらをすべて把握してシステムに落とし込むという部分では、かなり難しかったですね。いままで販売管理でも、売り買いしか経験がなかったので、リースという仕組みを覚えるのも大変でしたし、どういう風にやっていくかというのが難しかったです。それをひとつひとつ覚えなければいけないんですが、常駐して近くで説明させていただいたり、教えていただいたのです。

Q--実際に運用を開始されたのは?

福田氏 平成18年6月ですから13年目になりますが、ものすごく使い勝手がいいです。また、社員もレベルアップしているので、あれもこれも入れてほしい、といった要望が出てきますから、その都度入れていっています。

Interviewワークスという会社

Q--いま振り返ってみて、ワークスさんの仕事はどうでしたか?

福田氏 いいシステムを作ってもらえました。また親近感もあり、弊社の社員ともお互いに行き来しやすい関係になっていますね。実は当時、弊社の平均年齢が55歳くらいだったのですが、ワークスさんは20代と若かったんですね。ですから、若い人との距離が縮んだことで、若い人を採用しようという空気が生まれ、いまは平均年齢40代です(笑) 

下田氏 私も第一産商さんとは長いので、全社員とお話ししたことありますし、全員の名前も分かりますので、誰とでもいろいろ会話ができるようになりましたね。

福田氏 やはり常駐したというのが、ものすごく大きかったですよね。全社員がワークスさんと接することができる、という環境ですね。このようなことがワークスさんに対する信頼にもつながりますし、システムへの信頼、ということにもつながります。

下田氏 私は入社当時、人前で話すのが苦手だったのですが、第一産商さんでは全員の前で説明などをさせていただいたので、いい訓練になったかな、と。

福田氏 弊社では社員教育もやっていたんですよ。Excelの講習会でワークスに入社したばかりの女性に講師をしてもうことになったわけですが、教育担当が、講習会をする前にどう講習するのか教えてほしいということになりまして。そのとき「全然声が聞こえないよ」と怒られ、何回もやり直しさせられた、ということもありましたね(笑) 最後には「結構やるじゃない」と褒められたり。ちなみに、その講習をしてくれた女性は、下田さんの奥さんになってます。ですから弊社で結ばれたような世界ですよね(笑)

下田氏 あ、はい…(笑)

福田氏 ワークスさんは非常に熱心にやっていただいていますし、コミュニケーションもものすごく取れているので、非常に助かっています。不満というのは特になく、要望はその都度伝えていますし、いろいろ提案もして、回答をいただいたり。逆に提案してもらうこともあったりして、かゆいところに手が届くというか、弊社のこともわかってくれてますので、今後も切っても切れないパートナーですね。